2011-03-02 第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
例えば、眼科領域でいきますと、緑内障手術、流出路再建術につきましては、一万四千二百点だったものを二万一千三百点に引き上げるとか、また肝がん等における肝臓の切除術、拡大葉切除においては、六万四千七百点を九万七千五十点にする、また大動脈瘤切除術、胸腹部の大動脈においてでありますけれども、これにつきましては、十一万一千点を十六万六千五百点に改定するなど、手術料の見直しも進めているところであります。
例えば、眼科領域でいきますと、緑内障手術、流出路再建術につきましては、一万四千二百点だったものを二万一千三百点に引き上げるとか、また肝がん等における肝臓の切除術、拡大葉切除においては、六万四千七百点を九万七千五十点にする、また大動脈瘤切除術、胸腹部の大動脈においてでありますけれども、これにつきましては、十一万一千点を十六万六千五百点に改定するなど、手術料の見直しも進めているところであります。
しかし、この資格は大変大事なことでございまして、視能訓練士という職種は、眼科領域のリハビリテーションを担当する重要な職務を持った職種として、極めて大きな役割を担っているのでございます。この視能訓練士の重要性を再認識していただく上においても、今回の法律改正は非常に大きな意義を持っていると思うのでございます。
眼科領域全般にわたっていろいろ行っていくわけですので、ますますその辺が視能訓練士の業務が重要になってくるわけです。両眼視機能の回復訓練、こういうことが本来の業務ですけれども、この辺が、新たに加わる検査によって忙しくなるといいますか、そんなことからおろそかになるんではないかなという懸念もあるわけですが、この辺はどのように考えているんでしょうか。
先ほど冒頭で申し上げましたように、団体が社団法人だということもつい最近知りましてむしろ驚いたわけなんですが、今回の法改正によって視能訓練士の業務がますます眼科領域において重要な位置を占めてくると思うわけです。両眼視機能の訓練にとどまることなく、さまざまな検査もするということですから、当然これは視能訓練士の地位の向上というふうにも言えると思うんです。
○政府委員(寺松尚君) 今、先生が御指摘になりましたように、こういうふうに眼科領域におきまして、視能訓練士の方々の果たす役割が大きくなっていますし、位置づけが高くなっていくんだろうと思いますし、また重要視されることだと思います。したがいまして、この先生方が非常に生きがいを感じ、そしてまた、やりたいという意欲が上がってくるのだろうというふうに思います。
ただ視能訓練の場合には、いろいろな医師の指示に基づきました検査まである程度やれることになっておりますが、そういう検査関係というものは比較的高い点数が認められておりますので、一般の温泉治療等をやる場合に比較すれば、私は、少なくとも眼科領域における視能訓練は、総体として見た場合に、いわゆる温泉療法や水治療法を単純に考える場合よりもまだましにできていると、かように考えます。
○政府委員(松尾正雄君) 御指摘のように、たいへん先天性の原因はむずかしいものでございまして、十分な研究が特に眼科領域できわめて有効に進んでおるとは言いがたい状態でございます。しかしながら、ある面で遺伝的なものといわれているものについては、かなり遺伝学的な研究が一般的に行なわれておるわけであります。それ以外のものについてはなかなかむずかしい。